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【2026年診療報酬改定】病院はどう生き残るか?

― 急性期の再定義と病院淘汰の時代へ(専門家対談)―

はじめに
2026年の診療報酬改定は、単なる点数の見直しではなく、
「病院の役割そのものを再定義する改定」と言われています。

特に、

  • 急性期病院A・Bの新設 
  • 新たな地域医療構想との連動 
  • 在院日数短縮の加速 
  • 病院機能の再編 

といった要素は、病院経営に直接的な影響を与えます。

本記事では、ウェルタクトによるYouTubeチャンネル『ヘルスケアヒーローズ』での対談内容をもとに、
「診療報酬改定2026の本質」を分かりやすく解説します。

対談メンバー

  • 話者1:星剛史(ウェルタクトリサーチアンドテクノロジー株式会社代表取締役) 
  • 話者2:清水大輔(医療ジャーナリスト) 
  • 話者3:森淳子(PRコンサルタント) 

今回の改定は“病院ごとの役割の選択”


今回の診療報酬改定、結論から言うと、
「急性期病院の機能の選択が始まった」
これに尽きます。

今までのように
「なんとなく急性期やってます」では通用しない時代に入っています。

患者は増えない、でも病院は多い


まず前提として重要なのが、「患者は思ったほど増えていない」という現実です。

高齢化で患者は増えるはずだったんですが、実際は違いました。

  • 在院日数の短縮 
  • 在宅医療の進展 
  • 外来化 
  • コロナによる受診控え 

こういった要因で、入院患者は伸びていません。

清水
これすごく重要で、日本の医療は「民間主導」で増えてきた歴史の中で病院が多すぎる状態なんです。

だから今回の改定は、「数を減らす前提の制度設計」になっています。


なるほど…。
患者としては「病院が多い=安心」と思っていたんですが、
それが逆に問題になっているんですね。

地域医療構想=医療の役割分担


そうなんです。そこで出てくるのが、地域医療構想です。

簡単に言うと、

  • 高度急性期 
  • 急性期 
  • 包括期 
  • 慢性期 

という役割を分けて、
地域全体で医療を最適化するという考え方です。

清水
これ、例えるなら
「ラーメン屋が全部醤油味ではダメ」ということです。

地域に

  • 手術する病院 
  • リハビリする病院 
  • 在宅支援する病院 

がバランスよく必要なんです。


分かりやすいです。

でも現実は、
「みんな急性期やりたがる」ってことですよね?


まさにその通りです。
だから今回の改定は、診療報酬改定によって、
やや強引に役割分担させる仕組みになっています。

最大のインパクト:急性期病院A・B


今回一番のポイントはこれです。
👉 急性期病院A・Bの新設

清水
基準はかなり明確で、

  • 救急搬送件数 
  • 全身麻酔件数 

です。

つまり、
実績で急性期を定義するようになったんです。


ということは、
「急性期って思ってたけど実は違った」
みたいな病院も出てくるってことですか?


はい、かなり出てきます。
特に厳しいのが、急性期病院Aの実績要件である

救急搬送件数 年間2,000件以上
全身麻酔手術件数 年間1,200件以上
急性期病院Bの実績要件である

① 救急搬送件数 年間1,500件以上
② 救急搬送年間500件以上+全身麻酔手術年間500件以上
③ 人口20万人未満の地域で二次医療圏内の搬送件数最大かつ年間1,000件以上
④ 離島で二次医療圏内の搬送件数最大

ここを満たせない病院は、
急性期から外れる可能性が高いです。

なぜここまで厳しくするのか


理由はシンプルで、
手術は集約した方が安全で効率的だからです。

実際、

  • 手術件数が多い病院
    → 成績が良い
    → 死亡率が低い 

というデータがあります。


患者側としても、それは納得感がありますね。
近い病院より、ちゃんとできる病院の方がいい。

DPC改定で在院日数はさらに短縮


さらに重要なのがDPCです。

今回、
平均 → 中央値に変わります。

清水
これ、かなりインパクト大きいです。
全病院が在院日数を短くする
→ 次回改定でさらに短くなる

という“終わらない短縮ループ”になります。


患者としてはちょっと怖いですね…。
「もう退院です」って言われそうで。


その通りで、
早期転院が前提の急性期医療になります。

患者の行動も変わる

清水
今までは
どこでも受診できた
でもこれからは、
適切な場所でしか受けられない
になります。


つまり、

  • 大病院に気軽に行く 
  • 同じ病院に長く入院する 

これが難しくなるということですね。


はい。

👉 医療は「機能分担制」になる
と思ってください。

病院が減るのは悪なのか?


私は、病院が減ることは
必ずしも悪ではないと思っています。

例えば、

  • 外科医2人の病院が2病院
    より 
  • 外科医4人の病院が1病院 

の方が安全・教育・働き方すべて良い

清水
医療の質という意味では、
集約化はむしろプラスですね。

ウェルタクトの視点(重要)

今回の改定は、
「どの機能で生き残るか」を問う改定です。

今後は

  • 急性期を取りに行くのか 
  • 包括期へ転換するのか 
  • 専門特化するのか 

戦略がない病院は淘汰される時代になります。

動画で詳しく解説しています(重要)

本記事の内容は、以下の動画でさらに詳しく解説しています。
👉 現場のリアル・具体例・裏話まで解説

まとめ(SEO強化)

今回の診療報酬改定2026の本質は
👉 急性期の再定義
👉 病院機能の明確化
👉 医療の分業化
👉 病院の再編・淘汰

です。

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